2011年08月22日
夏の終わりの原付の旅!山形~青森(大間)走破。
夏のカマ企画も、最後となりました。
今回は長距離と走る事を決意し、お盆休暇を利用して、
山形から、本州最北端【青森県大間崎】まで行ってきました。
8月12日~14日までの3日間での行程です。
まずは一日で大間まで行ってしまおう。
ということで、
12日AM5:30分出発です。
今回は野宿ということで、テント、シェラフも用意。
とは言え、125ccのオフロードの積載量はたかが知れています。
無駄なものは徹底的に省く!!
ってことで、ここまでコンパクトに収納。
今回は、デジタル一眼レフも持っていきますが、
前回、キャリアに積んだところ
振動で画像エンジンがお亡くなりになりました。
その反省を踏まえ、デジイチだけはバックパックに入れて持っていきます。
それではレポート行きます!
~1日目~
新庄市に入ったところで若干の雨が・・・
進行方向には黒い雲が見えていましたので雨具に着替えます。
そのまま秋田入りしたところで天気が回復。
午前7時過ぎ、秋田県道の駅雄勝
雨具を脱いで、
そのまま国道13号線から県道1号線へ入ります。
ちょっと曇り空でしたが、意気揚々と走り、
午前9時前、道の駅さんないへ到着。
ここで休憩をし、いざ岩手県へ!!
と思った矢先・・・
ポツ・・・ポツ・・・ポツポツポツドバババー
いきなりの土砂降り来た!!
ヤバイと思い急いで雨具を引っ張り出し装着。
人間、土砂降りの中を走ると、叫びたくなるんです。
チャーラーッ!!ヘッチャラー!な~にが起きても気分はぁあああ(ry
ヘルメットの中で一人カラオケ大会ww
実際、ツーリング中に雨ってけっこう凹むんですよ。
ここは、歌って乗り切る!!
そして筋斗雲に乗った悟空の如く、疾走しながら岩手突入。
ピカッ!!!※亀仙人ではありません。
「クリリン、おめぇの太陽拳は宇宙イチだ・・・・」
岩手県雫石は、すこぶる快晴でした。
進行方向に雲もなし、前途洋洋の予感です。
さて、県道1号線から盛岡に続く国道46号線に合流したあたりで、
ちょうどお昼の時間。
お昼はもちろん盛岡冷麺。
去年の岩手の旅で、アクシデントがあり食べることができなかった、
「髭」さんの盛岡冷麺を、今回は食することができました。
冷たいスープと辛いキムチが食欲をそそり、
一気に大盛り間食です。
ここで、地元の親父さんに話しかけられて、
二人話しながら楽しくいただきました。
帰り際の「がんばれよ!!」が、とても心強かったです。
そして国道4号線にのったら、あとはまっすぐ青森へ。
まっすぐ、
まっすぐ
まっ・・・・・・・・・・・・・長い!!
青森県野辺地へついた頃には、すでに15:00を過ぎていました。
さて、野辺地からいよいよ「下北半島」へ突入です。
真っ青な海沿いが気持ちいいまっすぐな道。
まっすぐ
まっすぐ
まっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長い!!
下北半島なめてました。これほど長いとは・・・・・
感覚的にいうと、青森県の上にまた青森県があるみたいな感じです。
そこからあまり記憶がありません。
多分、長すぎて思考がストップしていたと思いますw
下北半島を走ること2時間弱・・・
ついに・・・・
17:30頃「大間崎」到着!!!
なんか正直微妙に疲れていて、実感があまり沸かない到着でした。
とりあえず記念撮影。
そして大間崎のすぐそば「テントサイト」に移動します。
ここは無料でテントが張れる上、水道・トイレも使えるありがたいエリアです。
テント設営(ここでフライシートを忘れたことに気付くw)
そして夕食とビールを調達(荷物を減らしたので自炊までは出来なかった)し、温泉へ入って夕ご飯へ。
ここでも出会いがありました。
125ccのスクーターで日本一周にチャレンジしているMさんと出会い、いろいろ話しました。
原付のこと、ふるさとのこと、音楽のこと、
同じ旅をする同士として話は途切れることなく、楽しい出会いでした。
また、ナンバーを見て、ご夫婦が声をかけてくれたのですが、なんと同じ山形県出身でした。
夕ご飯もご一緒させていただいて、枝豆なんかも頂いちゃいました。
夫婦で毎週のように、アウトドアやロードバイク、キャンプに出かけられるらしく、
「こんな夫婦になりてぇなぁ~」と、しみじみとw
さて、皆さん明日も早いので、パーティをお開きにし、
僕は一人ビールを片手に、岬のほうへ。
大間崎からは、北の大地「北海道」が見えるんです。
夜になると、北海道の夜景が・・・・
なんか泳いでいけそうな感じに、いよいよ夢の大地に近づいたと実感し、
しばし見とれていました。
いつかは、原付で北海道です。
そして就寝。疲れましたが良い一日でした。
13日5:00起床
しっとりと濡れる朝露のすがすがしい朝です。
昨日の疲れは、ぜんぜん残っていません。
まずは朝の散歩ということで岬のほうへ。
そこには、東から上る日の出のご来光が・・・・
感動してずっと見とれていて、写真を撮るのが遅くなってしまいました。
そして撤収作業、別れのあいさつ。
今日は青森道中だ。
今日も下北半島は快晴。澄み渡る青い空と海です。
まずは、恐山。
いや、恐山に行った理由のひとつに
今日お墓参りの日だから恐山でお参りしちゃおう
ってのがあったりします。
7:00恐山霊場開山と共に到着。
境内に入りお参り。
恐山と言えば、この地獄のような岩場ですが、
この荒れた硫黄の香りがする岩場を抜けると、
オアシスのような緑があり、
そして
天国のような綺麗な湖に辿り着きます。
恐山に着くまでのつづら折れの道路が人生だとすれば、
地獄で罪を洗われ、そして天国で清められ、
恐山の出口「胎内くぐり」から出てきて、新しい命が始まる。
輪廻みたいなもんかんなぁ・・なんて思って見てました。
そして恐山を後にし、次は「八甲田」へ。
映画「八甲田山」を友達に紹介されて見てから、
ぜひ行って見たいと思ったいた場所です。
途中、また下北半島の長さにベソかいて、
コンビニで朝ごはんを食べていたら、
京都から来たVMAXを駆るお父さんと意気投合し、
お互いこれからの旅をねぎらいながら別れました。
さて、野辺地から4号へ乗り、国道394号線へ。
クネクネと続く山道を抜ければ、
そこは八甲田の険しい山々と、広がる草原の道。
緑の真ん中を駆け抜けると、秘湯「八甲田温泉」に到着。
ここで、山に囲まれた露天風呂に入りながら汗を流します。
一休みとお昼ご飯を頂いたら、394号線を十和田に向けて南下開始。
「奥入瀬渓流」の流れる緑のトンネルです。
マイナスイオンたっぷりな渓流沿いの道は、真夏の昼でも涼しい。
ずっと走り続けたくなる道でした。
この奥入瀬渓流と森林を堪能しながら、十和田湖へ。
奥入瀬川へ流出する広大な「十和田湖」。
十和田湖を後にして、4号へ乗り目指すは盛岡へ。
2泊目は盛岡の友人を久々に訪ねて、寝床を貸してもらいました。
夜は久々に盛り上がり飲み会でしたが、
疲れてたのか、僕、途中から何話したか覚えていませんw
食い散らかした酒の肴に、雑魚寝。
これぞ青春ですなぁw
3日目は帰宅だけです。
朝7:30頃、お礼を言って盛岡を出発。
山形へ到着したのは、13:00頃でした。
今回の旅は、過酷で長い旅でしたが、
たくさんの人と出会い話しが出来て得るものが大きかった。
ソーシャルメディアだけじゃない、
現実世界にもこういった出会いが沢山あるんだと、再確認しました。
一期一会かも知れませんが、みんな気さくに話してくれて、
またどこかで会えたらいいなって思います。
すれ違うライダーに手を振ったり、振り返したりした数は、
50や60じゃききません。
過酷の先には感動がありました。
今後も可能な限り、旅は続けて行きたいものですね。
全行程:
1日目:山形~秋田~岩手~青森~大間崎
2日目:大間~恐山~八甲田~奥入瀬渓流~十和田湖~盛岡
3日目:盛岡~山形
総移動距離:約1,300km
僕らの夏も終わろうとしています。
Posted by カマ・ワールド at 02:20│Comments(0)
│旅