イケメンとイクメンとラーメンにご対面

カマ・ワールド

2011年06月17日 02:32



さて、XTZ125を購入して2週間初の
林道アタックへ行ってきました。

今回のルートは、

山形県飯豊町→葡萄沢林道→赤崩林道→五枚沢林道→喜多方
喜多方→裏磐梯→西吾妻スカイバレー→山形

の約250kmのルートになります。


今回のメンバーは、
新潟のブルーウッドさんの
kasawaki KLX125と二人旅になります。



新潟と山形の中間地点ということで、
午前8時半
「道の駅いいで めざみの里」
で合流しました。


iPhoneでルートを確認しながら、
ちょっとダベって出発。

順調に県道8号線を通過し、
白川ダムをすぎて・・・・


さっそく迷った(笑)


しかしさすがiPhoneの有料アプリ。
圏外でもちゃんと地図が表示されてます。

軌道修正していざ、葡萄沢林道へ・・・。

途中、大いなる障害物に遭遇しましたが、
キズつきながらも突破し、
378号へ。

378号線は、まだ開通していませんが、
ドキドキしながら進みます。



はい、行き止まり!!!




これにて、今回の旅は終~了~!!



したかと思われましたが、
実は葡萄沢林道には途中から入っていくのです。


引き返し、葡萄沢林道の看板を確認した所で、
「ここ本当に抜けれるの?」と言う漠然とした不安が、
二人の胸の内にあったのは、言うまでもない事でした。

それほどに道が荒い・・・・


ぬぐいきれない不安を抱えながら、僕たちはさらに奥に車輪を進ませました。


「ん?」
「誰かいる!!」


そこにいたのは、僕たちの胸の暗闇に
一筋の光を指してくれる運命の出会いでした。


「クニさん」
セロー225WEを駈る、この道17年のベテランイケメンさん。

というよりもなによりも、こんな孤独な林道で、
人に会えたのがうれしくて、思わず声をかけてしまいました。

「ここから福島に抜けられますか?」

「抜けられるよー」

それはもう、
残酷で長い国語の時間の終わりを告げるチャイムのような、
神様の囁きに聞こえたのは言うまでもありません。

しばらく話ながらルートの確認をしました。
「で、地図あるでしょ?」

「地図持って来てません。」


「ちょっww地図持たずに来たの!!??」


「むしろ水すら持って来てません」


「マジかよ!!」


「ていうか、ガソリンも間に合うか分かりません」


「・・・・・・・(苦笑」


いかに、僕たちがノープランかわかりますねw
このノープランなノータリン達は、
わらの服と木の棒で、ラスボスに戦いを挑むべく、
見事に何も持って来ず林道に挑もうとしています。

ワレながら恥ずかしい思いをしました。

さて、気を取り直してクニさんと分かれ、再出発。


葡萄沢林道の写真です。


道は荒れ気味ですが、勾配はそこまできつくは無いです。

しばらく行くと、丁字の文基点へ。


ここから赤崩林道になります。


よっしゃ!!赤崩林道キタァ!!

と意気込んで出発して5分。


「赤崩林道終点」




短っ!!!

赤崩林道 短っ!!!

その後は五枚沢林道になります。
こちらは路面は比較的フラット。


ですが、勾配が急なところもあり、
オフ車ビギナーな僕らはおっかなびっくり下ってました。

途中、引き返してきたクニさんに
あっというまに抜かれたw

葡萄沢に入ってから1時間と少々
ついに集落が!!

葡萄沢・赤崩・五枚沢林道  制覇!!!


林道を走る醍醐味って、砂利道が楽しくて走るって言うより、
この道を走破したという満足感の為に走るんですねぇ。
それが良く分かりました。
色々な道にも、色々な性格があって面白いです。

バイクはこんなんなってますがw


さて、大いなる戦いに勝利したあとは、

ラーメン♪ ラーメン♪



途中、旧熱塩加納村の
ひめさゆりの丘で休憩。




喜多方のおなじみ「来夢」さんにて、
中華肉そばをいただきました。

その後、裏磐梯に向かい、
桧原湖へ。

午前中の雨はすっかり止んで晴天の空。

青い空と青い桧原湖。



置くには裏磐梯が見えます。


そして、西吾妻スカイバレーから山形へ。
このつづら俺の七曲がりを

ラジコンのようなエンジン音をうならせ駆け上がると・・・・

そこには、はてしなく続く青空の世界。

こんなにも空に近い。



苦労して抜けてきただけあって、
気持ちよさも別格です。


やっぱ屋根はないに限りますw

そして、10時間ぶりに「めざみの里」へ戻り、


反省会をしてお互いの岐路につきました。
一日の余韻がずっと残っていて、


結局、帰り道を間違えました。


僕らの夏は、まだ始まったばかりです。


  

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